妊娠糖尿病の初診から1週間たったので、血糖値の測定結果などの経過観察のために病院を受診してきました。(妊娠糖尿病の初診についてはこちらにまとめました。)

受付と看護師さんの検査

予約時間ぴったりくらいに病院の受付に訪れ、名前と予約時間を伝えて待合室でしばらく待ちました。初診のときのような保険証やパスポートの確認はありませんでした。5分ほど待っていると、担当の看護師さんが呼びに来てくれ、診察室にとおされました。

前回の初診のときは、診察室ではなく看護師さんのオフィスの部屋で食事や血糖値の測定方法などの説明を受けたのですが、今回は普通の診察室でした。今日も前回と同じように血糖値の経過観察のためのお話をするだけかと思っていたのですが、診察をするようです。

まずは、妊婦検診と同じように、現在の体調や今飲んでいる薬の確認があり、次に体重と血圧を測定しました。この日は体重を測ると思っていなかったので、うっかり重い服を着て行ってしまいました。また、身長を口頭で聞かれたのですが、インチでぱっと出てこなかったので、スマホで計算させてもらいました。アメリカでは、体重はポンドで、身長はインチでもしっかり覚えておかないとだめですね!

身長体重と血圧の確認が終わると、指から採血して血糖値を測りました。いつも自分で測るよりも針が深くてちょっと痛かったです。95 mg/dLくらいだったと思います。血糖値も測ると思っていなかったので、食後などでなくてよかったです。

これらの検査が終わると、検査担当の看護師さんは診察室をあとにして、妊娠糖尿病の診察担当の看護師さんが来てくれるまで診察室で待ちました。

担当の看護師さんの診察

しばらくして、妊娠糖尿病を診てくれる看護師さんがやってきました。初診で食事などのカウンセリングをしてくれた看護師さんとは違う看護師さんです。中年くらいの明るい女性で、軽く挨拶をして診察が始まりました。

基本的な問診

まずは一般的な病院の初診と同じように、現在飲んでいる薬や、妊娠糖尿病以外の病気、妊娠歴について確認がありました。そのほか、病院のそばに住んでいるかや、住んでどれくらいかなども参考に聞かれました。

1週間の血糖値の測定結果

問診が終わると、妊娠糖尿病の診察に移りました。まず、血糖値の測定器(Meter)を持ってきたか確認されたので、測定器を渡しました。前回受診したときに、血糖値の記録帳以外に持ち物は言われていなかったのですが、念のため持ってきてよかったです。

測定器が正しく動作しているかの確認と、病院のパソコンにつないで血糖値の測定データをダウンロードするとのことで、測定器を持って看護師さんはいったん部屋をあとにしました。手書きの記録帳については、測定器があればそちらは使わないとのことでした。たしかに、パソコンでデータが読めればアナログな記録は不要ですね!

5分ほどして看護師さんが戻ってくると、ダウンロードした血糖値の計測結果一覧を紙に出力したものを見せてくれました。私は、朝の食前(Fasting)と朝昼晩の食後2時間の一日合計4回計測しています。こちらが初診を受けてから今日までの1週間分の血糖値の記録です。

血糖値の測定結果(mg/dL)
朝食前(Fasting) 朝食後2時間 昼食後2時間 夕食後2時間
基準値 60 ~ 95 60 ~ 120 60 ~ 120 60 ~ 120
5/2 N/A 85 85 90
5/3 67 85 91 102
5/4 70 80 114 78
5/5 73 101 96 89
5/6 78 76 82 94
5/7 79 94 100 116
5/8 82 89 95 106
5/9 72 93 104 89

結果について、この1週間の血糖値はすべて基準値内に収まっているので、とくに問題はないとのことでした。基準値(120 mg/dL)ぎりぎりの114 mg/dLや、116 mg/dLの値がたまにあり、少し心配に思っていたので大丈夫か確認したのですが、これもとくに問題ないとのことでした。

基準値はすこし余裕をもって設けられているのか、食後2時間で125 mg/dLを超えると注意が必要になるようです。今のところ食事で血糖値がコントロールができているようでよかったです!

食事の内容について

食事の内容を持ってきたかについても聞かれたのですが、持参する必要があると把握していなかったので、持ってきていませんでした。(記録はスマホのアプリとメモ帳で行っていたのでだいたい内容はわかるのですが‥‥)

そのため口頭で、食間に食べる軽食(snack)に何を食べているかについて聞かれました。初診のときにもらった病院の資料を参考に、ピーナッツバターやカッテージチーズと一緒にクラッカーを2~3枚などと答えると、「いいsnackね!」と言われました。(アメリカでは、snackは日本のいわゆるスナック菓子ではなく、内容を問わず軽食やおやつを意味します。)

また、「お腹は空いてしまっていない?」と確認がありました。実際、食事の量が少なすぎると食後すぐにお腹がすいてしまうこともありますが、間食のsnackで空腹は解消できるので、大丈夫ですと答えました。

HbA1cの測定

食事と血糖値の確認が終わると次に、Hemoglobin A1C (HbA1c) を測定したか聞かれました。これまでグルコーステストなどで血糖値(Blood sugar level)は測定していたのですが、HbA1cについてはこのとき初めて聞いたのでなんのことかわからず教えてもらいました。

HbA1cは、過去2~3カ月の血糖値の平均を表す指標で、血中のヘモグロビンに糖(グルコース)が結合している量を表します。糖尿病の治療ではひろく用いられている検査項目だそうです。

これまでにHbA1cは測定していなかったので、さきほど血糖値測定で一度指から採血したのですが、HbA1を測るためにもう一度指から採血することになりました。看護師さんからは「何回もごめんね!」と謝られました。

採血をして5~10分ほどですぐ結果が出るそうで、看護師さんはいちど診察室をあとにしました。看護師さんを待っているあいだは、スマホでHbA1cの内容や基準値などを検索して待ちました。もしも高かったらどうしよう? とちょっと不安にも思いました。

しばらくして看護師さんが結果をもって診察室に戻ってきました。「HbA1cは5.0%よ!問題ないわ!」と結果を教えてくれました。これで今日のチェック項目はすべてクリアできたようです! ここ2~3カ月の血糖値も問題なかったことがわかったので、よかったです!

この病院のHbA1cの基準値はいくつなのか聞きそびれてしまったのですが、アメリカ糖尿病学会(American Diabetes Association)の基準値を調べてみました。

妊娠中のHbA1cの基準値
妊娠前 妊娠中
基準値 < 6.5% (48 mmol/mol)
推奨 < 6 – 6.5% (42–48 mmol/mol)
最適 < 6% (42 mmol/mol)

引用元: “13. Management of Diabetes in Pregnancy: Standards of Medical Care in Diabetes—2018” American Diabetes AssociationDiabetes Care 2018 Jan; 41(Supplement 1): S137-S143.

妊娠前やこれまでの妊娠中のHbA1cはわかりませんが、現在のところ基準値より余裕のある値で安心しました。

今後のフォローアップ

1週間の血糖値の結果や、HbA1cの値はとくに問題なかったので、このまま現在の食事療法を継続して、次のフォローアップを1か月後に受診することになりました。それまでは、毎日の血糖値の測定をこれまでどおり1日4回続け、1週間ごとに測定記録を病院のポータルサイトから看護師さんにメッセージで送ることになりました。

英語で電話は苦手なので、ポータルサイトでやり取りできるのは便利で助かります! 引き続き、ガイドラインの食事と血糖値の測定を続けていきたいと思います。